今や大人気のSNSとなったYouTubeですが、アカウントの乗っ取りという悪質な被害に遭うケースも後を絶ちません。
実際に動画コンテンツを投稿しているYouTuberは特に、アカウントが乗っ取りの被害に遭うと情報漏洩の危険性もありますし、それまで培ってきたブランドのイメージが大きく損なわれることもあるため注意が必要です。
そこで今回は、YouTubeの乗っ取りはそもそもなぜ行われるのかを詳しく解説!乗っ取りされたかどうかの確認方法や対処法も解説するので、ぜひ参考にしてください。
YouTubeの乗っ取りは何のため?
YouTubeの乗っ取りの目的は様々ですが、そのうちの1つが「仮想通貨を送金させる」という詐欺動画を配信するためです。
チャンネル名やプロフィール写真など、チャンネル内のコンテンツが仮想通貨の配信用に変えられ、大手の企業や仮想通貨の取引所に成りすまして配信が行われます。
配信者は、送金と引き換えに、仮想通貨の無料プレゼントを行う、といった誘い文句で送金を促します。
また、収益化をしているチャンネルを狙って乗っ取りをし、動画収益を得る目的で悪質な行為をしているユーザーもいます。
YouTubeはうまく使えば収益化やコミュニティが広がる素晴らしいコンテンツとなりますが、同時に乗っ取りという脅威があるということもしっかり理解し、身を守る対策をしてくことが重要です。
YouTubeで乗っ取りされたか確認する方法は?
YouTubeチャンネルの乗っ取りが疑われる時は、次の方法で確認してみてください。
Googleアカウントの「お使いのデバイス」の項目をチェック
Googleアカウントのメニュー画面で「セキュリティ」を選択すると、「お使いのデバイス」が表示されます。YouTubeのログインにはGoogleアカウントが必須なので、仮に乗っ取られている場合「お使いのデバイス」に見知らぬものがあるはず。
日本国外の端末をはじめ、身に覚えのないものがないか確認し、もしあればまずログアウトして対処しましょう。
Gmailアカウントの「アクティビティ」をチェック
Gmailアカウントがある場合、設定画面でアクティビティを確認することができます。
パソコンからだと設定画面の右下に「アクティビティ」があるので、「詳細」をクリックして、見慣れない国から接続されていないか、確認してみてください。
YouTube Studioのダッシュボードでチェック
YouTubeチャンネルを開設しているなら、YouTube Studioからも確認可能です。
ダッシュボードを開き、左下歯車の「設定」→「権限」と選択し、自分のYouTubeアカウントの役割が「所有者」になっているか確認してください。
また、知らないユーザーが「管理者」「編集者」になっていないかも確認しましょう。
乗っ取りの原因と対処方法
YouTubeチャンネルが乗っ取りの被害に遭う原因として挙げられるのは、
・GoogleのIDとパスワードが特定されてしまった
・アプリの連携やSNS認証の利用で、アカウント情報が晒されてしまう
・フィッシング詐欺に遭って、自分からGoogleアカウント情報を送ってしまった
このようなものが挙げられます。
乗っ取りの被害に遭わないためには日頃から、
・パスワードを使いまわさない
・不用意なSNS連携やアプリ連携はしない
・フィッシング詐欺には十分注意する
これらの点を意識していきましょう。
特にパスワードを使いまわしていると、乗っ取りの被害に遭った場合、影響がより大きくなることも考えられるので、パスワードは可能な限り分けるようにしてくださいね。
乗っ取りの被害に遭ったらどうすればいいか?
ここからは、YouTubeチャンネルが乗っ取りの被害に遭った際の対処法について解説していきます。
Googleアカウントにアクセスしてパスワードを変更する
まずするべきことはパスワードの変更です。
英字や記号などを混ぜて、不規則かつ複雑な文字列のパスワードに設定しましょう。
Googleアカウントにログインできない時は、アカウントサポートに連絡
乗っ取りの被害に遭うと、先手を打たれて先にパスワードを変更されている恐れもあります。
ログインできない場合は速やかにサポートセンターに連絡して本人確認を行い、パスワードの再設定を行ってください。
クレジットカードの利用状況、周囲への影響を確認
アカウントが乗っ取りの被害に遭った場合、あなたのアカウントから周囲にフィッシング詐欺の連絡がいく恐れがあります。
二次被害を防ぐために、乗っ取りにあったことを知らせましょう。合わせて、自身のクレジットカードが不正利用されていないかどうか、明細も確認してください。
乗っ取りに気付いた時は、これらの対策を素早く行うことが何よりも重要!被害に遭わない対策を講じつつ、被害に遭った際は迅速に対処できるようご紹介した方法を参考にしてくださいね。
まとめ
YouTubeチャンネルが乗っ取りの被害に遭うと、Googleアカウントと連携している分被害が大きくなることが懸念されます。
現時点でパスワードを使いまわしている方や、対策が不十分だと感じる方は、ぜひこの機会にパスワードをより複雑にするなど対策を講じていきましょう!
仮に乗っ取りの被害に遭ったとしても、ご紹介した対処法を参考にしつつ、迅速かつ冷静に対応するよう心がけてくださいね。
この記事の執筆者:SNSアドバイザー さきぽん
SNSエキスパート協会認定及びGoogle各資格取得者。
YouTube、インスタ、TikTokなどSNSの運用、コンサルを得意とする。企業や個人、初心者から上級者までSNSのことはなんでもお任せください!
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