TikTokはTwitterやYouTube、Instagramと連携させることができます。
今回は、その中でも「TikTokとInstagram」という2つのSNSを連携させることで得らえるメリットや、実際にこの2つのSNSを連携させた結果、効果的に事業内容やサービスを発信できた企業の成功事例をご紹介していきます。
TikTokとInstagramの特徴とは?
それではまず、TikTokとInstagramの簡単な特徴から見ていきましょう。
・TikTok
若いZ世代をはじめ、現在は30代、40代のユーザーも増えている人気のSNSです。
TikTokの最大の特徴は、拡散力の高さ。動画はフォロワーだけではなく他の視聴者のタイムラインにも表示されるので、見込みユーザーにも効果的に伝えたい情報をアプローチできます。
10代~50代まで利用しているユーザーの年齢層が幅広く、世界的にも人気が高いSNSですが、TikTokと比べると拡散力が低いのが難点。Instagramはユーザー本人の興味や関心事に基づいて投稿を表示しているため、商品やサービスの拡散用としては活用するのは少し難しいです。
一方、画像やストーリーを見栄え良く投稿することが可能で、商品やサービスのブランド価値を効果的に高めることができます。
TikTokとInstagramを連携させるメリット4つ
ご紹介したように、TikTokとInstagramはそれぞれ特徴が異なっています。
だからこそ、2つのSNSを連携させることで、一方が持っていない要素をもう一方のSNSが補い、相乗効果を生み出すことができます。
TikTok とInstagram、2つのSNSを組み合わせる上で得られるメリットは主に4つ挙げられます。
- フォロワーが少なくても効果的に投稿を拡散できる
Instagramはフォロワーが少ないと情報を拡散できませんが、TikTokはフォロワーが少ない状態でも情報を拡散しやすく、認知度アップに繋げることができます。
TikTokとInstagramを連携させれば、TikTokを見たユーザーがInstagramをチェックして、より詳しい情報に触れることも可能。Instagramのフォロワー数が少ないとしても、TikTokで再生回数を伸ばせば、効果的に情報を伝えることができるのです。
- 10代、20代にアプローチできる
TikTokは、10代や20代の若年層が多く利用しています。
10代や20代向けの商品やサービスを展開しているなら、活用しない手はありません。ビジュアルが良いインスタでブランド価値を高めるのも良いですが、インスタでは伝わり切れないユーザーに情報を届けるという意味でもTikTokとの連携は適しています。
- 利用している企業が少ないためチャンスが多い
TikTokの人気は近年急上昇しているとはいえ、企業が利用しているSNSはLINEやTwitter、Instagram、Facebookが圧倒的に多く、TikTokはこれらのSNSと比較すると未だに少ないのが現状です。
ライバルがまだそれほど多くないうちにTikTokアカウントを開設し、運用していくことで、着実に再生回数やフォロワーを増やせて、宣伝活動を有利に行うことができます。
競合のアカウントが増えるほど宣伝が困難になるので、Instagramなどを現段階で運用している方は、ぜひTikTokも連携させていきましょう。
- ユーザーに対してあらゆるアプローチができる
TikTokは「集客用」、Instagramは商品やサービスの「詳しい紹介」という形でそれぞれのSNSに適した使い方をすれば、より効果的に情報をアプローチできます。
また、目的を決めて動画を作ることでTikTokの動画に統一感が生まれ、結果的に再生回数やフォロワーの増加に繋げることができます。
TikTokとInstagramの連携方法
集客、宣伝、販促などにSNSを活用したいという方は、ぜひTikTokとInstagramを連携させていきましょう。
連携方法は次の通りです。
- TikTokのプロフィール画面の「プロフィールを編集」をタップ
- 「プロフィールにInstagramを追加」をタップ
- Instagramのログイン画面に移ったら、IDとパスワードを入力
- ログインできたら連携完了
TikTokとInstagramを連携することで成功した事例2つ
ここからは、TikTokとInstagramを実際に連携させることで宣伝効果を高めた企業の事例を2つご紹介します。
- ZARA
スペイン発祥の人気アパレルブランドである「ZARA」
TikTok とInstagramのリールで動画を投稿していますが、フォロワー数はInstagramの方が圧倒的に多いにも関わらず、TikTokの動画の再生回数はInstagramのリールの再生回数と同程度となっています。
つまり、ZARAのTikTokアカウントはフォロワー以外の見込みユーザーにも効果的に動画をアプローチできているということ。フォロワー数以上に再生回数が大きく伸ばせるというTikTokの特性を活かしながら、効果的にブランド価値を高めています。
- 鳥羽ビューホテル花真珠
三重県の鳥羽市にあるこちらのホテルは、従業員をメインとしたTikTokの動画がバズったことがきっかけで、結果的にフォロワー数が増加し、全国的に認知されるようになりました。こちらのホテルはTikTokアカウントのフォロワー数が多く、その数はなんと10万人以上となっています。
さらにInstagramアカウントではスイーツや松坂牛のセットなどが購入できる通販サイトのリンクも貼られていて、
「TikTokで集客」→「Instagramで通販サイトに誘導」→「販売」
という流れを上手く作り出しています。
まとめ
TikTokとInstagramはどちらも人気が高いSNSですが、それぞれ特徴が大きく異なっています。TikTokは拡散力が高く、フォロワー数が少ない状態でも動画がバズることで、紹介した事例のように、企業の認知度をアップさせることも可能です。
2つのSNSを連携させることで、集客力やブランド価値、販促に効果的に繋げることができるので、ぜひ活用してみてください!
この記事の執筆者:SNSアドバイザー さきぽん
SNSエキスパート協会認定及びGoogle各資格取得者。
YouTube、インスタ、TikTokなどSNSの運用、コンサルを得意とする。企業や個人、初心者から上級者までSNSのことはなんでもお任せください!
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