トレンドワード 2019年10月は何があった?
毎月の YouTube ( ユーチューブ ) や Instagram ( インスタグラム )、Twitter ( ツイッター )、Tik Tok ( ティックトック )等のSNSで トレンド になったワードや話題になった出来事、バズったネタなどを月単位でまとめて発信していきます。振り返ってみた時に「この時はこんなことが起きていたな~」とか「こんなことがあったんだ!」と思えるようなコンテンツで充実させていきますので、是非毎月チェックしてみて下さい!それでは、 2019年10月のトレンドワードいってみましょう!
Twitterでは台風が再びトレンドに
2019年9月に上陸した台風15号に引き続き、甚大な被害をもたらした台風19号が再びトレンドになりました。発生後すぐに猛烈な勢力に発達した台風19号は強い勢力を維持したまま上陸し、各地で降水量の観測史上1位の記録を更新しました。前回の台風15号の上陸時以上に警戒され、気象庁は異例の前日記者会見を行いました。そのため、上陸の前日から物資の買い占めなどが行われた影響でコンビニやスーパーなどの食料品コーナーからは商品がなくなる事態が全国で発生しました。ここまで警戒を強めていながらも住宅内で浸水や土砂に襲われたり、車での移動中に亡くなった方などは64名に達しました。各種交通機関は事前に運休を予告し、週末に開催される予定だったイベントや行事は軒並み延期となりました。
首都圏では100年に1度の大雨を想定した治水工事の効果が発揮された地域と浸水被害が発生した地域がありました。特に武蔵小杉駅周辺では台風の豪雨によって冠水してしまった画像がTwitterで出回りました。
風が落ち着いてきましたね。
JR武蔵小杉駅に向かう交差点、水没。#多摩川#武蔵小杉 pic.twitter.com/0ZacbqZoX8— Masuda Jun 舛田 淳 (@masujun) October 12, 2019
停電の被害もあったようで、1週間以上ホテル生活を余儀なくされた方もいたようです。前回の記事でも触れましたが、テレビでは触れられないリアルタイムの台風被害の様子が確認できたのはTwitterでした。武蔵小杉の周辺は再開発によって大型タワーマンションや商業施設が立ち並び、裕福なファミリー層などに人気のエリアです。そういった富裕層を面白く思わない人々からは「セレブ気取り」として武蔵小杉の住民を「武蔵小杉ざまあ」と揶揄する投稿も見られた。SNSはこういった災害時に「助け合いのツール」としての機能を果たす一方で、普段言いたくても言えないような「毒吐きツール」にもなってしまいます。SNSをどう利用するかどうかで、その人の人間としての本質が見えてきてしまうかもしれませんね。
「普通は見れない」を「SNS」で
先月から開催されていたラグビーワールドカップが引き続きSNSをにぎわせました。10月13日、日本は初のベスト8を目指し、スコットランド戦に挑みました。前日までの台風の影響で開催が危ぶまれていたが、なんとか天候が回復しての試合でした。1次リーグA組は、アイルランドがすでに決勝トーナメント進出を決めていたため、日本は残り1枠をかけての戦いでした。序盤は、スコットランドのパワーに苦しみ、相手選手に先制点を許しました。しかし前半18分、抜け出した福岡選手が相手のタックルを受け倒れながらも、走りこんできた松島に絶妙なパスが通り、そのままトライを決めました。そこからは日本のトライラッシュが続きます。前半26分には、松島の突破から日本はフォローした選手へと細かいオフロードパスをつなぎ、最後は稲垣啓太がトライを決めました。さらに前半終了間際の39分には、福岡がトライをもぎ取りました。後半になっても日本は勢いを落とさず、後半3分で福岡がトライを獲得します。しかしその後、スコットランドの激しい反撃をくらいます。後半9分、ネルがトライを成功し、15分にもフェーガーソンがトライ。4トライ目を奪おうとしたスコットランドの猛追をしのぎ、日本が28-21で粘り勝ちしました。
初のベスト8進出をした日本は続く10月20日に南アフリカと対戦しました。日本は前回大会で南アフリカを破っており、当時のメンバーの内、8名は今回も残っていましたので「ブライトンの奇跡」の再来を国民全員が期待していました。前半は素早く激しい展開の中、日本は気合の入ったタックルと相手のミス、10分退場にも助けられ、南アフリカを自由に攻めさせず、3-5で2点差終えました。後半は南アフリカが立て続けにペナルティゴールを決め、徐々に地力の差を見せつけられました。ゴールライン手前までモールで押し込まれ、SHでクラークにトライを許し、パワーの差も見せつけられました。日本も最後まで諦めず戦い抜きましたが、やはり今大会優勝国の牙城を崩すことはできず3-26で敗退しました。
連日ラグビー関連の報道がされる中、番組の中でラグビー業界の人や解説者は日本代表の躍進の影響で「良い意味」での「にわか」ファンが増えたと語っておりました。その一助となっていたのがSNSです。ラグビーワールドカップの運営がYouTubeやTwitterの公式アカウントで試合のハイライトや情報発信を行なっていたのは当然のことかもしれませんが、今回のW杯で注目を浴びたのはTik Tokの公式アカウントが作られていたことです。先月の記事を作成した時から引き続き精力的に更新を続けていた影響で、ファン数は2倍近くまで増え、総いいね数は倍以上に跳ね上がりました。
ロッカールームやフィールドに降りられる人間しか見ることが出来ない映像がみられるということで人気となりました。特に話題となっていたのは、キヤノンの「自由視点映像システム」で撮影処理された映像です。「自由視点映像システム」とは、スタジアムに約100台の高解像度カメラを設置し、ネットワークでつなぎ同じタイミングで全方向から撮影し、そのデータからボールと選手だけを抜き出し、デジタル画像処理によって3Dデータ化→画像として表示し、複数の画像を連続再生することで映像化するという技術です。言葉で表現すると難しいですが映像で見るとわかるかと思います。ラグビーワールドカップの公式アカウントのツイートです。
In case you didn't see that Fukuoka kick through try well enough from the first angle, take another look with this insane second angle courtesy of @Canon_mj #RWC2019 pic.twitter.com/FNW7M3hI10
— Rugby World Cup (@rugbyworldcup) October 13, 2019
映像技術の進歩とともに新しいスポーツ観戦の仕組みができていきます。そのコンテンツをより身近なものするのがSNSの存在なのです。東京オリンピックが待ち遠しいですね!
【関連記事】ラグビー日本代表のSNS事情は?-ワールドカップ直前特集-
歴史的瞬間と奇跡的瞬間
天皇陛下の即位に伴う「即位礼正殿の儀」が10月22日に行われ、皇族の方や各界の代表や要人が参列しました。この記念すべき日にSNS上では、天皇陛下の即位を祝福する声と各地でみられた珍しい瞬間を捉えた投稿が賑わいました。
ざっとまとめると
・台風20号が日本を避けた軌道になる
・静岡浅間神社で季節外れの桜が開花
・皇居に虹がかかる
皇居をまたがる形で虹がかかってる。
こんなことってあるですね〜 pic.twitter.com/lnSnBUGTyA— 川邊健太郎 (@dennotai) October 22, 2019
即位礼正殿の儀が開始する30分前に急に晴れ間がのぞいたようです。
・富士山で初冠雪を観測
即位礼正殿の儀に合わせるように晴れました。しかも初冠雪‼️#今の富士山 pic.twitter.com/ViXUDbGat4
— モト@FullyVaccinated (@29silicon) October 22, 2019
令和初冠雪となりました
・日本各地でも虹がかかる
即位礼正殿の儀、30分前の12時半ころ。急に日が差し☀️東京の街が虹色に🌈✨こんな低い位置の虹は初めて見たなぁ(*^^*) pic.twitter.com/gr9CnDA2pt
— 油彩画家 柳澤多恵 (@taeyanagisawa) October 22, 2019
YouTubeではライブ配信が行われました
普段見られないような瞬間や会うことが出来ない人の様子を知ることができるのはSNSの良いところですね!またこういった形で感動的な瞬間をシェアできるのもSNSの良い一面です。
バズり方は人それぞれ
ここ数年でその混乱が問題視されている渋谷のハロウィンですが今年も仮装した若者たちで大いに賑わったようです。特に昨年度はトラックを横転させたり、女性の体を触る痴漢行為が多発し13人の逮捕者が出ました。その事例を受けて警視庁は警備や啓発運動に1億円を超える予算を投入しました。具体的には条例を設け、ハロウィン期間中、渋谷駅周辺の路上や公園での飲酒を禁止したり、ドン・キホーテやコンビニ各社など周辺の店舗に酒類の販売の自粛を呼びかけました。昨年度のようなトラック横転騒動が起きないよう車の進入を規制し、100人以上の警備員を配備する対策なども行われました。その努力の甲斐もあり、昨年のような無法地帯とまではいかなかったものの、それでも痴漢行為や暴力行為などで9人ほどの逮捕者が出ていたようです。
SNS上では音楽を爆音で流し、さながら「野外クラブ」と化した渋谷の様子が多く投稿されると同時に、「こんな奴らの為に税金が1億も使われているなんて馬鹿馬鹿しい」といった批判の声が多かったようです。特にこの時期は台風が上陸し、復興に向けて国の支援が必要だった為に、今回のような税金の使い方に疑問を投げかける人が多かったようです。その中でも三田アナウンサーのこのコメントは多くの人の声を代表する意見で、賞賛の声が寄せられました。
一方で節度を持ってハロウィンを楽しむ人もいました。
地味ハロウィン公式速報はこちらのページです。一気見はこちらでどうぞ #地味ハロウィン #DPZhttps://t.co/4rMQcFxDXx
— デイリーポータルZ (@dailyportalz) October 27, 2019
地味ハロウィンは年々、参加者を増やしているイベントです。渋谷ハロウィンとは打って変わって、和気あいあいとした雰囲気の中、派手さはないがどこかで見たことがある一瞬を切り取った仮装をしています。#地味ハロウィン でバズった人たちは一見の価値ありです!
我が地元で年に一度開催される妖怪パレード。かつての百鬼夜行の舞台とされる通りだけあって、妖怪ウォッチなんて甘いものではなく本物志向。大人の方が楽しめるかも知れない。泣き叫ぶ子供もおります…笑#一条百鬼夜行 #モノノケ市 #大将軍商店街 #京都 pic.twitter.com/xXqcuD9sgl
— Keiichiro Yasugi / 矢杉佳一郎 (@KeiichiroYASUGI) October 19, 2019
こちらは京都の一条で開かれるハロウィン、もとい「百鬼夜行」のパレードの様子です。コスプレと呼ぶには程遠いほどの仮装がずらりと並び、街並みもまたその「おどろおどろしさ」を助長しています。どう考えても映画の撮影か何かと思えてしまうような写真たちもまたぜひチェックしてみてください!
SNSは同じハロウィンのイベントでも、全く違った切り取り方をしてしまいます。節度を持った行動を心がけたいですね。
【関連記事】 渋谷ハロウィン 炎上?!SNSでバズった騒動まとめ
SNSで「国民的アイドル」がすぐそこに・・・
言わずと知れた国民的アイドルの「嵐」がSNSのアカウントを続々と開設しました。嵐が所属しているジャニーズ事務所といえば、昔からインターネットと距離を取ってきたことで有名です。ソーシャルネットワークのサービスの公式アカウントは持たないのは当然のことながら、アイドルたちの写真を使用することを厳しく取り締まってきました。長年インターネットでの展開に難色を示していたのはメリー喜多川会長でした。雑誌やテレビなどでもタレントたちの肖像権を重視してきましたが、レコード会社からネットでの戦略の重要性を説かれて、今回の経緯に至りました。今回アカウント開設するにあたり名前の設定に悩んだそうです。「arashi official」といった分かりやすいアカウント名は非公式アカウントにすでに取られており悩んだ末に「@arashi_5」となったそうです。
嵐が開設したアカウント一覧 アカウントのパワー(11月13日時点)
YouTube ARASHI
https://www.youtube.com/channel/UCP7Gw_YZAuh4Yg2fcdcuumQ/featured
チャンネル登録者数 233万人
総視聴回数 85,355,104回
Twitter @arashi5official
https://twitter.com/arashi5official
フォロワー数 2152501人
Instagram @arashi_5_official
https://www.instagram.com/arashi_5_official/
フォロワー数 300万人以上
Facebook ARASHI
https://www.facebook.com/arashi5official/
総いいね数 214,395いいね
フォロワー数 313,371人
Tik Tok ARASHI
フォロワー数 745900人
総いいね数 818800いいね
またSNSアカウントの開設と同時に音楽系のサブスクリプションサービスにも嵐の楽曲が解禁されました。最近では、スピッツや星野源、Perfumeなど人気のアーティストの「サブスク解禁」されている中でしたので、嵐の「サブスク解禁」もまた大きな話題となりました。
解禁されたのはApple Music、LINE MUSIC、Spotifyですが、ファンにとっては十分すぎるご褒美だったことでしょう。ファンは以前と違った嵐を楽しんでいることでしょう。なかなか勝ち取るのが難しい嵐のコンサートチケットですがライブ配信などがされるなら、家でも嵐を楽しめるようになりますね!
まとめ
今月の トレンド まとめ読んで頂きありがとうございます!来月からもバズったツイートや話題になったYouTubeの動画やインスタグラムの投稿、Tik Tokの動画まで「これを見れば◯月のSNSのトレンドが分かる」というコンテンツを幅広くまとめていきますので、是非ブックマーク、Twitterのフォロー、Facebookの「いいね」よろしくお願いします。
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来月もお楽しみに!
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