これからYouTubeでクリエイターとして活動していきたいけれど、「何を投稿したらいいのか分からない」とお困りではないですか?
そんな方に、初心者でも始めやすい”Vlog”を撮影するコツやテクニックをご紹介します。
そもそもVlogとは?
「Vlog」とは、Video Blogの略で、動画版のブログのことを意味します。
Vlogを撮っている人を「Vlogger(ブイロガー)」と呼び、一般的な「YouTuber(ユーチューバー)」とは少し違った特徴があります。
派手な演出や面白い企画を考え、エンターテイメントとしての動画を投稿することの多いYouTuberに対し、Vlogでは、リアルな生活風景やモーニングルーティンなどを撮ることが一般的です。
いわゆるYouTuberと違って、見ている人からの「共感」や「親近感」を重要視しているのが特徴です。
あくまで“自然体”な自分を視聴者に見てもらうので、派手な効果音やドッキリなどの手の込んだ企画をする必要なく、テロップも控えめです。
そのため、比較的編集がしやすく、「これからYouTubeを始めたいけど初心者1人では続けられるか不安」という方でも挑戦しやすいと言えます。
Vlogのおすすめジャンルや人気のテーマ
撮影から編集までを一人で出来るという点から、一般人でも多くの方がVlogを投稿しています。
Vlogにも色々なテーマやジャンルがあります。
主な人気ジャンルは、
「旅行系」「料理系」「日常系」「グルメ系」
などがあります。
その中でも特に「旅行系Vlog」と「日常系Vlog」が人気です。
旅行系Vlogは、海外や国内旅行の様子を動画にしたもので、コロナ禍で旅行に行きたくても行けない人から、多く視聴されています。
自分が体験できないことを、動画を見て”疑似体験”できることから、人気が高いです。
また、日常系Vlogは日々のルーティンや、リアルな生活感を撮影し動画を投稿しています。
何気ない日常や今日あった出来事は、視聴者からの共感を得やすくとても人気です。
また、これから一人暮らしを始める方などをターゲットに、暮らしに関する新しい情報やタメになる知識が得られるような動画を撮るのもおすすめです。
これらのジャンルをいろいろ試して、自分に合うテーマを見つけるのも良いですが、人気のVlogチャンネルにするには、最終的に1つのジャンルに絞って投稿していくのが良いでしょう。
YouTubeでいろいろなVlog動画を見て、お手本となるチャンネルを見つけましょう。
顔出しは必須ではない
多くのクリエイターは顔出しをして動画を投稿していますが、顔出しをしていなくても数十万、数百万人にチャンネル登録をされている人気のVloggerも数多く存在します。
「Vlogチャンネルを始めたいけど顔は出したくない」という方でも不安になる必要はありません。
もちろん顔出しをすることで、ファンを獲得しやすかったり、他のチャンネルと差別化ができるというメリットもあります。
しかし、顔出しをすることで動画のイメージと合わなくなってしまったり、自分の身近な人にバレるというデメリットも少なからず存在します。
顔出しは必ずしも必要というわけではないので、投稿したい動画のイメージや顔出しをするリスクを考えた上で決めましょう。
Vlogの始め方
動画制作を始めるとなると、高価な機材などを揃えなくてはならないと思われがちですが、Vlogの場合は“日常の一部を切り取ったような動画”がテーマとなっていることが多いのでスマートフォンで撮影をしている方が多いです。
とは言え、スマホで撮影する場合でも、内容によっては三脚や自撮り棒が必要になってくるので、あらかじめ準備しておくと良いでしょう。
Vlogの撮影・編集方法
Vlogは、こだわりを持ち始めるとキリがないので、まずは1本、動画を撮ってみることが大切です。
準備が整ったら早速撮影してみましょう。
①脱初心者になれる撮影方法
一口にVlogといっても、クリエイターによって様々な撮り方があります。
同じシーンばかりで画変わりがないと視聴者は飽きてしまいます。そのため、色々な角度から何度も撮ることや、トランジション(シーンとシーンのつなぎ)に使える素材を撮っておくことを心がけましょう。
例えば、料理の動画を撮るのであれば、いきなり野菜を切るところから始めるのではなく、スーパーで食材を選んでいるところから撮影したりするのも良いでしょう。
旅行系の動画なら、いきなり旅先の動画を撮影するのではなく、家を出るシーンのカットがあるとプロっぽいVlog動画に仕上がります。
また、”ぼかし”を上手く使えると見ている人に小慣れた印象を与えることができます。料理のアップを撮る際など、背景をボカすだけでメインの被写体を際立ちます。iPhone13以降の機種であれば「シネマティックモード」というカメラ機能が搭載されているので、背景をボカして撮影することができます。
もし公共の場で撮影をする際は、一般の人がなるべく写らないように気をつけましょう。
そのまま動画を投稿すると、肖像権の侵害で訴えられてしまう可能性があります。なるべく写らないように撮影するか、写ってしまった場合はモザイクを入れる配慮が必要です。
②編集ソフトは何が良いか
撮影が終わったら、次に行う作業は編集です。
動画の編集は、スマホの無料アプリでも行うことができます。今回は詳しくお話ししませんが、スマホで編集をする方に評価が高くおすすめのアプリは「VLLO(ブロ)」です。
iPhoneユーザーであれば、無料で使える「iMovie」での編集もおすすめです。本格的に編集したい方はユーザーの多いAdobeの Premire Proなどの有料ソフトがおすすめです。
人気のチャンネルを見て、BGMやテロップ、カット割など、どのような編集の仕方をしているかをチェックして真似してみることが大切です。
自分の目標とするチャンネルがあることで初心者に起こりがちな方向性のブレを最小限に抑えることができます。
③おすすめの顔出しなしVlogチャンネル
「人気のチャンネルを真似るところから始める」と話しましたが、どんなチャンネルを参考にすれば良いか分からない方もいるかと思います。
そこで、顔出しをしていない人気のチャンネルを3つご紹介します。
「지현꿍」
チャンネル登録者数:295万人
総再生回数:316,341,739 回
このチャンネルは韓国人の女性が投稿しており、毎回手の込んだ料理を作っています。料理をしている動画だけではなく、スーパーでの買い物風景や仕事の映像も載せているので、見ている人を飽きさせません。
「Hanaco-ハナコと暮らし-」
チャンネル登録者数:15.1万人
総再生回数:28,800,837 回
このチャンネルは、「派遣社員の日常」がテーマです。絵日記を買いたり、友人へのプレゼントをラッピングをしたりと、珍しい内容を投稿しており、他のチャンネルと差別化ができています。
「Julia in style」
チャンネル登録者数:64.3万人
総再生回数:52,757,968回
このチャンネルは顔出しをしておりますが、コストコやKALDIでのおすすめ購入品紹介、人気のカフェ巡りなど、生活のタメになる情報を投稿しているので、幅広い層からの人気があります。
もちろん、自分が好きなチャンネルを参考にするのも良いですが、上記のチャンネルにはVlogの分野で成功している魅力があります。ここからはその魅力について解説していきます。
人気Vlogチャンネルの共通点
多くのチャンネル登録者や再生回数を誇る人気のチャンネルには共通点があります。
①更新頻度は無理せずに
人気のあるチャンネルは、更新頻度が1〜2週間に1回と比較的高いです。
週に1回の頻度で動画を投稿しているアカウントと、月に1回の頻度で動画を投稿しているアカウントを比較してみると、チャンネル登録者数に大きな差があることが分かります。
ただし、更新頻度が高ければ視聴者が増えるというわけではなく、更新をし続けることの方が重要です。
ほとんどの人が、初めのうちは更新頻度をあげようと”毎日投稿”に挑戦したりしますが、途中で挫折してしまいます。
まずは少ない更新頻度でも長く続けるということを目標にしましょう。
②統一感で世界観を演出
動画内で統一感を出していることも共通点の1つです。
着ている洋服、小物、使っている調理器具などを、なるべく統一させましょう。
極端な例で言えば、キッチン周りの調味料入れや棚が木製で統一されているのに、料理を載せたお皿にアニメキャラが描いてあったら、視聴者は違和感を覚えてしまいます。
出てくる小物や衣類などは、色や素材を揃えて統一感を出しましょう。
③BGMで一つ上のクオリティに
VlogではBGMにも気を使いましょう。
BGMは動画の雰囲気を演出する為に非常に重要です。
だからと言ってBGMをずっと流していれば良いというものでもありません。
その人の日常が伝わる生活音や環境音も意外と大事だったりしますので、状況によって音量を下げたり、BGMを無くしましょう。
特に料理系の動画は包丁で食材を切る音(トントン)やフライパンで料理を炒める音(ジュージュー)などをASMR的に楽しむ視聴者もいます。チャンネルのコンセプトに合った音をチョイスしましょう。
おすすめのフリーBGMのサイトをご紹介しておきますが、調べれば他にもたくさんありますので、お好みの音楽を探してみてください。
VlogでおすすめのフリーBGMサイト「ノスタルジア」
④画角が動画の質を決める
画角は、なるべく変化があることが望ましいです。
原則として「引きの画(被写体から遠い)」と「寄りの画(被写体に近い)」、カメラの角度は「俯瞰(上から)」「目高(目線の高さ)」「あおり(下から)」という画角があることを覚えておきましょう。
例えば、料理を紹介する動画であれば、「俯瞰」で手元を写す「寄り」の映像がメインであることが多いですが、料理が完成した時にいきなり料理のアップを写すのではなく、「引き」で料理を運ぶ様子のカットがあると、シーンの移り変わりが分かりやすいです。
旅行の動画の場合も、自分でカメラやスマホを持ちながら撮影する一人称視点だけでなく、第三者視点のカットがあると、Vlog上級者になれます。
例えば、先に進行方向にカメラを置いておいて、そこに向かって歩いていくような「引き」から「寄り」の映像があると視聴者を飽きさせないでしょう。
多くの人に見られるVlogとは?
人気のVlogチャンネルにするためには、いろいろな工夫やテクニックが必要です。
もちろん、一度の投稿で視聴者やチャンネル登録者が増えることはほとんどありません。無理のない更新頻度で、投稿を続けていくことが大切です。
もし、「手っ取り早くチャンネル登録者数を増やして沢山の人に見てもらいたい!」ということでしたらSNSMARKET.JPのサービスがおすすめです。
ぜひ、ご検討ください!
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(記事の公開日:2022年4月1日 最終編集日:2023年12月21日)
この記事の執筆者:SNSアドバイザー さきぽん
SNSエキスパート協会認定及びGoogle各資格取得者。
YouTube、インスタ、TikTokなどSNSの運用、コンサルを得意とする。企業や個人、初心者から上級者までSNSのことはなんでもお任せください!
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