「YouTubeで朗読チャンネルを運用したい」
こう思っている方も多いのではないでしょうか?
ですが、その時に気になるのが「著作権」の問題ですよね?
今回は、著作権に触れることなく、朗読チャンネルを運用するための方法について詳しくご紹介していきます。
今まさに朗読チャンネル運用を始めようと思っている方は、ぜひ参考にしてください。
著作権とは?
YouTubeで朗読系の動画を公開するにあたり、重要なのは著作権の仕組みを理解しておくことです。
著作権は、著作物が作られた時に自動的に発生する権利で、著作権者にはその著作物を使用する独占的な権利があります。
一般的に日本では、著作者の死後70年間は著作権を有しています。
そのため、著作権がまだ著作権者に残っている作品を朗読して公開することは、著作権侵害に該当する可能性が高いため、注意が必要です。
【YouTube】朗読チャンネル運用で著作権に抵触しない方法
それでは、朗読チャンネルを運用する際、どうすれば著作権に抵触せず、動画を公開できるのでしょうか?具体的な方法は次の通りです。
① パブリックドメインの作品を公開する
著作権の保護期間が終了した作品は「パブリックドメイン(公共の財産)」となります。
パブリックドメインとなった作品は誰でも自由に利用できるので、著作権を気にせずに投稿したい場合は、活用してみると良いでしょう。
具体的なパブリックドメインの作品は次の通りです。
・夏目漱石「吾輩は猫である」
・芥川龍之介「羅生門」
・シェイクスピア「ロミオとジュリエット」
これらの作品は、「青空文庫」などで、実際に無料で公開されています。
他にも多くのパブリックドメインの作品があるので、ぜひチェックしてみてください。
② 自作コンテンツを朗読する
続いておすすめなのが、自作の詩やエッセイ、小説などを朗読することです。
これも自分自身が著作権者なので、著作権を気にせずに投稿できます。
また、自作のコンテンツを朗読すれば作家としての知名度や人気を高める機会にもなるので、そういった意味でもチャンスがあります。
もし自分の創作物だけではチャンネルの運用が難しいといった場合は、作家活動をしている視聴者から創作作品を募集し、それを朗読するという企画を行うのも良いでしょう。
この場合、著作権者は作家である視聴者が有していますが、許可を得る形で朗読すれば著作権に抵触することはありません。 作家活動をしている方の中には作品のプロモーションを求めているケースも多いので、こういった企画には協力的に参加してくれる可能性が高いです。
チャンネルの人気が高まれば、大きなコミュニティを築くこともできるので、挑戦してみてはいかがでしょうか?
③ クリエイティブ・コモンズの作品を活用する
「クリエイティブ・コモンズ」とは、著作権者が特定の条件のもとで作品の利用を許可するライセンスのことです。
このライセンスが適用されている作品は、商業での利用や編集が許可されていることもあり、その場合朗読動画にも使うことができます。
ですが、クリエイティブ・コモンズの種類によっては、著作権者のクレジットを表示する必要があったり、商業での利用が制限されているケースもあります。
収益化を目的とする場合は、利用規約に反することもあるので、事前に必ず確認しましょう。
④ 著作権者から許可を得る
現代作家や詩人の作品を朗読したい場合、著作権者から許可を得る必要があります。
著作権者には、作家本人や出版社、すでに故人である場合は遺族などが該当します。
著作権者と連絡を取り、具体的な使用方法を説明して、許可を得るようにしましょう。
許可を得る手順は次の通りです。
・著作権者が誰なのか調べる(作家本人や出版社など)
・連絡を取り、朗読チャンネルの目的や公開範囲を伝える
・許可を得られた場合は、文書で確認する
朗読チャンネルの多くは著作権に抵触しない、著作権の保護期間が終了した「パブリックドメイン」のコンテンツを発信しています。
この方法ももちろん良いですが、現代作家の作品の朗読は新鮮で、視聴者目線でも興味を引きやすいため、気になる作品があれば許可を得るのも良いでしょう。
⑤ 引用の範囲で利用する
日本の著作権法では、正当な範囲内での引用が認められています。
引用の要件は、全体の一部を明確に区別して使用し、その後に自分の意見や解説を加えるといった形です。
引用を超えた全文の朗読は著作権に抵触しますが、一部を引用し、レビュー・解説をする動画なら問題なく公開できます。
まとめ
YouTubeで朗読系のチャンネルを運用する場合、著作権の仕組みを理解していないと、思わぬトラブルに発展する恐れがあります。
ですが、著作権の内容を理解した上で運用を行えば、クオリティの高い数々の作品を発信することも十分可能です。
パブリックドメインやクリエイティブ・コモンズなどの作品は数多くあるので、まずはこれらをチェックしてチャンネルに合った作品がないか、探してみてはいかがでしょうか?
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この記事の執筆者:SNSアドバイザー さきぽん
SNSエキスパート協会認定及びGoogle各資格取得者。
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