この記事ではYouTube収益化にあたって、どんな手順が必要で、どんな設定をすることが必要になるのかを解説していきます。
YouTube(ユーチューブ)を始めてみたはいいけど実際にYouTubeチャンネルを収益化して収入を得るためには、案外乗り越えなければならない基準や設定がたくさんあります。今回の記事ではチャンネルを開設したYouTuberの方々が最初に直面する大きな壁である「YouTubeチャンネル収益化」の審査基準や実際にYouTube収益化に必要な手順と設定に関してお伝えしていきます。
1. YouTubeチャンネルを収益化する条件
最新のYouTube収益化の条件について(2022年4月現在)
まずはYouTubeの収益化条件から解説します。
YouTube収益化条件として必要なのは、下記の4点です。
・YouTubeの収益化ポリシーを遵守している
・YouTubeパートナープログラムを利用可能な国や地域に居住している
・チャンネル登録者数1000人以上
・有効な公開動画の総再生時間が直近12カ月間で4000時間以上
「チャンネル登録者」と「総再生時間」という2つの条件をクリアできずに投稿をやめてしまう方が95%以上と言われています。しかし、この条件はYouTubeで収益を得るためには避けては通れない道です。自分のチャンネルの審査基準に対する進捗状況は[YouTube Studio]のアナリティクスから確認することができるのでチェックしてみましょう。
また、意外と知られていませんが、YouTubeのクリエイターコミュニティでは「熱心な視聴者の存在」も隠れた指標として見られていることが明かされています。熱心な視聴者とは具体的に、コメントや高評価をしてくれるチャンネル登録者です。現在YouTubeのAIは動画のコメント欄を閲覧し、そのコンテンツの優劣を判断できるところまで進歩しています。そのような視聴者にはコメント返信するなどして大切に対応しましょう。
視聴回数がどんなに多くても評価率(特に高評価)が低い動画は優れたコンテンツとして判断されません。これはいわゆる「釣り」や「炎上」を狙って再生回数を増やそうとするユーザーへの対策です。再生時間や登録者数だけでなく、評価率も気にするようにしましょう。
【運用ポイント】収益化条件をクリアするために必要な投稿数とは?
収益化を諦めてしまうYouTube投稿者の多くは、ゴールの見えないマラソンのような状態が苦しくて投稿をやめてしまいます。そのため、長い目でYouTubeチャンネルの収益化をしていくための目標を決める必要があります。今回はYouTubeスタジオで確認できる数字を基に投稿数の目標設定方法をお伝えします。
収益化条件クリアに必要な投稿数の計算方式
[ 4,000時間 ] – [ 現在の総再生時間 ] = [ 必要な再生時間 ]
[ 必要な再生時間 ] ÷ [ 現在の平均再生時間 ] = [ 必要な再生回数 ]
[ 必要な再生回数 ] ÷ [ 現在の平均再生回数 ] = [ 必要な投稿数 ]
概算ではありますが、収益化までに必要な投稿数が見えてくるのではないでしょうか。もちろん、投稿を進めていく内に熱心なファンが増えて、予定よりも早く収益化できる方もいると思います。あくまで、現在の数字からの逆算にはなりますが、今後の活動の1つの指標として考えてみるのも良いでしょう。
2. 収益化の審査が通った後、落ちてしまった場合の手順
YPP(YouTubeパートナープログラム)の申し込みをしましょう
収益化条件を達成したら実際に収益化審査を申請しましょう。
YouTubeで収益を得るためにはYPP(ユーチューブパートナープログラム)への参加が必須です。参加のための5つのステップを紹介し、正しい手順で収益化申請を行いましょう。
YouTube パートナー プログラムの申し込みの5ステップ()
(1)、自分のチャンネルが YouTube のポリシーとガイドラインを準拠している。
自身のチャンネルが YouTube のポリシーとガイドラインに準拠しているかどうかを確認しましょう。
(2)、チャンネル登録者数が 1,000 人以上、かつ有効な公開動画の総再生時間が 4,000 時間の条件をクリアする
先の項目でお伝えした収益化条件を達成しているかどうかを確認しましょう。
(3)、YouTube パートナー プログラムの利用規約に同意する。
チャンネル登録者数と公開動画の総再生時間の条件を満たした時点で通知が届くように設定できます。チャンネルが条件を満たしたら、以下の手順で進めてください。
YouTube にログイン→右上のプロフィール写真 > [YouTube Studio] をクリック→左側のメニューで [収益化] をクリック→まだ条件を満たしていない場合は、[参加条件を満たしたら通知する] をクリック(これにより収益化条件を達成するとメールが届く設定ができます)、条件を満たしている場合は、[パートナー プログラムの利用規約を確認する] の [開始] をクリック→利用規約に同意すると、[パートナー プログラムの利用規約を確認する] に緑色で「完了」と表示されます。
(4)、お持ちの アドセンス アカウントが 1 つだけであることを確認する。
申し込み手続きの際、収益を受け取るための AdSense アカウントを接続する必要があります。
[Google AdSense に申し込む] カードの [開始] をクリック→すでに AdSense アカウントを持っている場合は、承認済みのアカウントを利用しましょう。AdSense アカウントを持っていない場合は画面の指示に沿ってアカウントを作成→AdSense アカウントとの接続が完了すると、[Google AdSense に申し込む] に緑色で「完了」と表示されます。
(5)、審査を受ける。
YPPの利用規約に同意し、AdSense アカウントを接続すると、チャンネルは自動的に審査待ちの状態になります。その後、YouTube のAIと審査担当者があなたのチャンネルがガイドラインに違反していないかどうかの確認が行います。
→YPP への参加が承認された場合: これで完了です。広告表示を設定し、アップロード動画の収益化を有効にできます。
→YPP への参加が承認されなかった場合: 審査担当者によって、チャンネルの大部分が YouTube のポリシーとガイドラインに準拠していないと判断されたようです。不承認から 30日経過すると再度申請できます。よくある質問を参考にもう一度自分のチャンネルを確認しましょう。
3. YouTube収益化申請が通った後の設定
自分の動画に広告を設定しましょう
まずは自分の動画の広告設定をしましょう。YouTube Studioの自分の動画一覧からワンクリックで簡単に広告を設定する事ができます。出す広告の種類や広告のタイミングなども動画ごとに変更可能ですので視聴者の見やすさを意識して設定したり、あえて動画の盛り上がる直前での挿入など、広告を使った演出も可能です。
広告収入を受け取れるタイミング
実際に収益化の承認を受けても、すぐに収入が得られるわけではありません。あらかじめ紐付けしていたGoogle Adsenseで支払いが行われます。収益の支払いは翌月支払いとなりますが、まず最初のステップとして収入金額が8,000円以上にならなければ受け取ることが出来ません。ただし1ヶ月の収益が7,999円以下だった場合でも、その報酬が無効になってしまうわけではありません。翌月の収入との合計で8,000円以上になれば受け取ることが可能になります。支払い月の10日〜14日の期間に収益が確定し、21日〜26日の期間に指定口座に支払いが行われます。(下記画像参照”引用元→youtubeの収益の受け取り方について“)
自分の収益金額は収益金額が確定するまではYouTubeのアナリティクスで確認することが出来ます。収益が確定してからはGoogle Adsenseで確認することが出来ます。コンテンツによって、著作権の侵害や利用規約に違反している警告が出ている動画は広告が剥がされて収益が得られないというパターンもありますのでお気をつけください。
4. YouTube収益化審査が通った後のチャンネル運用方法
収益化を剥奪されないように不適切な動画投稿はしない
YouTubeは年々、動画の内容に対する監視の目が厳しくしてきています。収益化しているチャンネルならば尚更、動画の内容はもちろんチャンネル全体についても厳しくチェックをしています。
特に最近実際にあったのは
・文字だけの「スクロール動画」
・音声合成ソフトを利用した「ゆっくり実況」
などの取り締まりです。厳しい収益化審査を通過してきたのに不適切という理由で広告が剥がされてしまっては何の意味もありません。YouTubeのガイドラインはしばしばアップデートが行われます。収益化基準をクリアして安心せずに、常にYouTubeの規約やガイドラインを確認することをおすすめします。(不適切な内容の具体例→YouTubeヘルプ – 広告掲載に適したコンテンツのガイドライン)
保険としてのサブチャンネルの運用
Youtubeではどんなメガチャンネルでも予期せぬタイミングでアカウントBANを喰らってしまったり、チャンネルの動画全体に広告が付かなくなってしまったりすることがあります。
大人気YouTuberのラファエルさんもかつて登録者100万人越えのチャンネルを凍結されてしまった経験があります。過激な動画、怪しい企業案件、セクシー系の動画など様々な理由が考えられました。サブチャンネルの作成はメインアカウントとは違う趣向の動画を投稿出来るメリットとは他に、もしもメインアカウントがアカウントBANや広告を剥がされる事態になってしまった場合の保険としても利用可能ですので同時並行で進めておきましょう。
5. YouTubeの審査が通らなかった場合
早くYouTubeの収益化条件をクリアして広告収入を得たいあなたへ
実際に皆さんがこれからYouTubeでお金を稼ごうと思った時、どのような戦略を立てますか?
長年YouTubeのコンサルをしてきた我々の経験上、ほとんどの方が無計画で、なんとなく始めたという方は必ず挫折します。しっかりと計画を立てて運用している方でも登録者1000人と総再生時間4000時間を達成するのに1,2年、審査に1ヶ月、実際に数万円の収益を得るまでには数ヶ月かかります。全くの収入を得ることなく毎日のようにネタを考え、撮影・編集し、効率的にUPしていくには相当な根気強さが必要です。
そこで多くの人が陥ってしまうのが、既に収益化済みのアカウントを購入したり、ロボットを使用してチャンネル登録者を水増する手法です。結論から言いますと、この方式はアカウントが凍結されるのでおすすめしません。最近ではYouTubeのAIの感知システムはほとんどの業者のボットを判別し、同じIPアドレスからの水増しが出来ないようになっています。
またオークションサイトなどで販売されている収益化済のアカウントも、セキュリティ的に非常に危険です。あなたの個人情報を抜き取る目的である可能性が高いので、とるべき選択肢ではありません。
それでも収益化条件をなる早で突破したいという方には、SNSMARKET.JPのYouTubeのサポートサービスがおすすめです。SNSMARKET.JPではYouTubeの再生回数やチャンネル登録者数を増やす為のサービスを行なっています。YouTubeのAIに感知されないオーガニックな手法での拡散によって増加させますので安心です。収益化基準達成まであと一息という方は再生回数やチャンネル登録者数を購入して見てはいかがでしょう?また、これから始める、もしくは始めたばかりという方には収益化応援セットがおすすめです。こちらは収益化基準に加え、コメントや高評価もセットで購入できるお得なパッケージです。登録者ゼロからでも収益化に大きく前進できるパッケージですので、こちらも併せてご確認ください。
“YouTube収益化”に関する記事紹介
当ブログでは、SNSに関する最新ニュースやためになるHow to系の情報などを発信しています。
・最速でYouTube収益化条件をクリアする方法
・現役ユーチューバーに学ぶYouTubeチャンネル収益化への道
・YouTube(ユーチューブ)の収益化済チャンネルを購入してはいけない
・YouTubeチャンネルの収益化条件と審査を通す方法
といった記事も掲載しております。こちらも是非合わせて読んでみてください。
この記事の執筆者:SNSアドバイザー さきぽん
SNSエキスパート協会認定及びGoogle各資格取得者。
YouTube、インスタ、TikTokなどSNSの運用、コンサルを得意とする。企業や個人、初心者から上級者までSNSのことはなんでもお任せください!
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