気軽に投稿できる人気のSNS「X(旧Twitter)」ですが、意外と著作権侵害に繋がる投稿が多いことをご存じでしょうか?
今回はX(旧Twitter)のユーザーに向けて、注意すべき投稿内容を徹底解説!著作権侵害の予防策も合わせてご紹介していきます。
著作権とは?
著作権とは、創作物に対する著作者の権利を保護する法律のこと。文学や音楽、絵画、映像などのオリジナル作品に適用されます。
そして、「著作権」は作品が創作された時点で自動的に発生します。そんな他人の作品である著作物を無断で使用すると著作権侵害となり、法律的な罰則を受ける可能性があるのです。
他人の作品を利用する際には、著作権者に許可を得るか、引用の範囲内で使用しなければなりません。
X(旧Twitter)で多い著作権違反とは?
そんな著作権ですが、X(旧Twitter)では特に多く見られる著作権違反のパターンがあります。
一体どのようなパターンなのか、詳しくみていきましょう!
・無断転載
Xは気軽に投稿できるSNSであることから、無断転載が特に多い傾向があります。
例えば、イラストレーターが自分のイラストをXに投稿した場合、著作権があるにも関わらず、別の人がそれをプロフィールのアイコンにしたり、チラシ等に使用したりといった行為がこれに該当します。
無断転載された著作物は、無断で使用される際に加工されたり、別の人物によって保存され、再び無断転載されるといった二次被害に繋がる可能性があります。
・スクショを投稿する
タイムラインに流れてきたイラストや写真などを無断でスクショして掲載した場合も、著作権違反となります。
著作権法では、引用の範囲内であれば他人の著作物を使用することが認められています。
ですが、スクリーンショットを再投稿する行為は引用が明確になっていないため、著作権違反と見なされる可能性が高いです。
・パクツイを投稿する
他人の投稿を無断で自分の投稿として公開する「パクツイ」も、著作権違反となる可能性があります。
著作権違反と聞くと、該当する著作物はイラストや音楽、映像のイメージが強いかもしれませんが、文章も無断転載に該当する恐れがあるため注意が必要です。
X(旧Twitter)で著作権違反を予防するには?
著作権違反をしないためにも、X(旧Twitter)を利用する際は、次の予防策を実践しましょう。
・私的利用に留める
イラストや音楽、映像、文章など、他人に著作物があるものを投稿してしまうと著作権違反となります。
ですが、保存やダウンロードをして個人的に楽しむだけなら著作権違反にはなりません。お気に入りのコンテンツを見かけたら、個人での保存に留めて、拡散しないようにしましょう。
・拾い画をアイコンにしない
X(旧Twitter)で多いのが、投稿で流れてきたイラストや絵、写真を保存してプロフィールのアイコンにすることです。
ですが、ご紹介した通り無断での使用は著作権違反となるので要注意。自分で撮った写真や著作権フリーの画像を使用しましょう。
・著作権者に許可を得る
どうしてもXで見かけたイラストや写真を使用したい場合は、直接著作権者に連絡を取って利用して良いか相談しましょう。
許可を得たら、投稿する際に著作権者のアカウントも合わせて紹介するとトラブルに繋がりにくいです。
自分の著作物が侵害された場合は?
X(旧Twitter)をしていると、時には自分のイラストや写真といった著作物が無断で使用される可能性もあります。
このような行為を防ぐためのおすすめの対策は次の通りです。
・クレジットやサインを入れる
クレジット表記やサインは、著作者や提供者を示すものです。
クレジットなどは無断転載などを防ぐ上で効果的な方法なので、ぜひ実践してみてください。
クレジット表記は「Canva(キャンバ)」のテキスト機能で簡単に入れることができます。イラストの場合もクレジットか直筆のサインを入れることで著作権の侵害を防ぐことができますよ。
・X(旧Twitter)に著作権侵害の報告をする
Xはヘルプセンター経由で著作権侵害を報告することもできます。
報告が通り著作権侵害と認められた場合、該当のユーザーはアカウントを凍結されるなどのペナルティが課されるようです。
ただし、確実に対処してもらえるとは限らないため、その点は押さえておきましょう。
・弁護士に相談する
著作権侵害の被害が大きい場合、または迅速に対処したい場合は、弁護士に相談することをおすすめします。
中には無料相談を提供している弁護士もいるので、1人で悩まず、まずは相談して適切な指示を仰いでください。
まとめ
X(旧Twitter)では、知らず知らずのうちに著作権侵害をしてしまっている、ということも多々あります。
自分が他人の著作物を侵害しないのはもちろん、侵害しないための方法もぜひこの機会に押さえておいてくださいね。
また、イラストや写真などのコンテンツを投稿している場合は、著作権侵害の被害に遭う可能性があります。クレジット表記やサインなどを入れるといった対処法も合わせて行うようにしましょう。
この記事の執筆者:SNSアドバイザー さきぽん
SNSエキスパート協会認定及びGoogle各資格取得者。
YouTube、インスタ、TikTokなどSNSの運用、コンサルを得意とする。企業や個人、初心者から上級者までSNSのことはなんでもお任せください!
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